日田市民文化会館「パトリア日田」
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主催公演

令和6年度優秀映画鑑賞推進事業「なつかしの映画観賞会」

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35ミリフィルム映写機を使用した懐かしい映画をワンコインで!

「優秀映画鑑賞推進事業」は、多くの人々に優れた映画を鑑賞していただくことを目的に、国立映画アーカイブに所蔵されている貴重なフィルムの中から多様なプログラムを編成し、全国各地で巡回上映しています。

今年は純情と獰猛さが⼊り混じった⻘春の⼀瞬を、気鋭の監督たちが鮮やかに捉えた各時代の⻘春映画を上映します。

概要

日程
会場
小ホール(せせらぎ)
上映作品・時間

10:30~12:06 櫻の園
13:00~15:00 忍ぶ川
15:20~16:42 伊豆の踊子

主催

日田市民文化会館「パトリア日田」、国立映画アーカイブ

特別協力

文化庁、一般財団法人日本映画製作者連盟、全国興行生活衛生同業組合連合会、株式会社KADOKAWA

後援

日田市、日田市教育委員会

チケット情報

料金

【全席自由】1日券500円/2日券800円

※税込 ※未就学児入場不可
※両日とも1本目は友の会優先入場あり

発売日

2024年7月5日(金)10:00~

プレイガイド

◎日田市民文化会館「パトリア日田」(窓口販売・電話予約)
TEL0973-25-5000
(【開館時間】9:00~22:00/【休館日】第1・3月曜日※祝日の場合は翌日)

〇日田市内プレイガイド〇
Azuki              JR天ヶ瀬駅前
梅原石油           0973-52-2018
金崎商店           0973-28-2208
くすりのざいつ        0973-23-0096
黒木酒店           0973-29-2208
財津商店           0973-24-9012
日田シネマテーク・リベルテ  0973-24-7534
日田地区商工会 天瀬本所   0973-57-2976
日田地区商工会 上中津江支所 0973-54-3165
道の駅せせらぎ郷かみつえ   0973-54-3514
夜明にこにこ保育園      0973-27-2770

作品解説

櫻の園

[1990年 NCP=サントリー]

[スタッフ]

原作     吉田秋生
脚本     じんのひろあき
監督     中原俊
撮影     藤沢順一
照明     金沢正夫
録音     林大輔
選曲     石井ますみ
美術     稲垣尚夫
〃         内田哲也

 

[出演者]

志水由布子      中島ひろ子
杉山紀子          つみきみほ
倉田知世子      白島靖代
城丸香織          宮澤美保
久保田麻紀      梶原阿貴
大町真由美      三野輪有紀
平井和代          白石美樹
戸田麗子          後藤宙美
坂口                  上田耕一
里美先生          岡本舞
中村先生          南原宏治
(カラー/アメリカン・ビスタ/モノラル/96分)

 

桜の咲く頃、学校創立記念日の恒例行事としてチェーホフの戯曲「桜の園」を上演しようとする女子高校の演劇部。原作である吉田秋生の漫画作品ではそうした演劇部員たちの春夏秋冬を描いているが、その映画化にあたって中原俊監督らはドラマを「桜の園」の開演前の2時間だけに絞り、部員たちの行動や心理的なざわめきを多層的に描く群像劇に作り上げている。登場人物のほとんどが女子高校生という設定もさることながら、主要な人物だけでなく脇役の部員たち一人一人にまで存在感を際立たせたじんのひろあきの脚本、そして中原監督の新境地とも言える集団的な演出法も斬新であった。つみきみほ、中島ひろ子といった若手女優の好演もあって各方面で高く評価されたこの作品は、その年の「キネマ旬報」ベストテンの第1位、監督賞、脚本賞ほか多くの賞を受賞し、現代日本映画の名作としての地位を獲得している。

忍ぶ川

[1972年  東宝=俳優座映画放送]

[スタッフ]

原作                三浦哲郎
脚本                長谷部慶次
脚本・監督      熊井啓
撮影                黒田清巳
照明                岡本健一
録音                太田六敏
音楽                松村禎三
美術                木村威夫

 

[出演者]

哲郎                加藤剛
志乃                栗原小卷
哲郎の父        永田靖
志乃の父        信欽三
香代                岩崎加根子
哲郎の母        滝花久子
木村幸房        滝田裕介
次兄                井川比佐志
(白黒/スタンダード/モノラル/120分)

 

三浦哲郎(1931-2010)の自伝的な同名小説(第44回[1960年下半期]芥川賞)を映画化したもので、『帝銀事件 死刑囚』(1964)や『日本列島』(1965)などの社会派映画の監督として名を馳せていた熊井啓監督が、長い準備期間を経て完成させた恋愛映画の秀作。兄の失踪や姉の自殺などを経験して暗鬱な家庭環境に育った東北出身の大学生・哲郎と、深川の洲崎パラダイスにある射的屋で育ち、今は料亭“忍ぶ川”の仲居として働く志乃の純愛物語。二人が出会い、互いの心の闇を打ち明けて信頼し合い、そして幾多の障害を乗り越えて結婚にいたるまでの過程が、叙情的なモノクロームの映像で描かれる。主演の栗原小巻が、優しさと芯の強さをあわせ持つ女性を熱演して高く評価された。「キネマ旬報」ベストテン1位。

伊豆の踊子

[1974年  東宝=ホリプロ]

[スタッフ]

原作                川端康成
脚本                若杉光夫
監督                西河克己
撮影                萩原憲治
照明                高島正博
録音                木村暎二
音楽                高田弘
美術                佐谷晃能

 

[出演者]

かおる               山口百恵
川島                   三浦友和
栄吉                   中山仁
千代子                佐藤友美
のぶ                    一の宮あつ子
百合子                四方正美
おきみ                石川さゆり
よし子                宗方奈美
鳥屋                    江戸家猫八
福田屋の板前   鈴木ヒロミツ
茶屋の老婆        浦辺粂子
ナレーター        宇野重吉

(カラー/シネマスコープ/モノラル/82分)

青春小説の名作として知られる川端康成の同名小説の映画化。田中絹代と大日方伝が主演した、五所平之助監督の松竹作品(1933)を第1回として、これまでに全部で6回映画化されている。踊り子を演じたのは、美空ひばり、鰐淵晴子、吉永小百合、内藤洋子らで、いずれもその時代の青春スターであった。本作の特徴は、五所作品と同じく、旅芸人たちの社会的な位置を明確にしている点にある。その視点はラストの印象的なストップモーションからも見てとることができるだろう。西河克己監督にとっては、1963年の吉永小百合主演作品に次いで2度目の映画化であった。山口百恵は1970年代のアイドル歌手で、絶大な人気を誇っていた。相手役となる一高生役は公募され、まだ無名だった三浦友和が抜擢された。この後二人は「百恵=友和」のゴールデンコンビとして12本の作品で共演し数々のヒット作を放ち、1970年代青春映画に大きな足跡を残した。

お問い合わせ

日田市民文化会館「パトリア日田」

〒877-0016 大分県日田市三本松一丁目8番11号 TEL:0973-25-5000 FAX:0973-25-5001